2024/11/05 21:39

現在、MONKの鞄に現在使用している革の種類は3種類です。
いずれもイタリアトスカーナの伝統的なバケッタ製法を行う歴史のあるタンナーの植物タンニンなめしの上質な革を使っています。使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)をたのしんでいただける革です。

①フルグレインレザー(シボタイプ):金型で型押しをする人工的なシボのレザーではなく、丁寧になめす過程でできる自然な不規則なシボで魅力的な表情があります。柔らかく手の馴染みの良い革本来の自然な表情の革がフルグレインレザーです。使う部位によって個性ある違った表情がある自然の皮革の魅力が詰った革です。
②スムースレザー(スムースタイプ):市場に出回っている80%以上のクロームなめしの革と言われ、鞄や衣料用に柔らかくきれいに着色されているものです。しかし、MONKで使うスムースレザーはこうした革とは全く違い繊維の密度が高く張りがありカチッとした表情をしています。上質なタンニンなめしの革でしか表現できない上品で自然な独特の表情を持っています。
③ショルダー用レザー:原皮にブルハイド(雄牛の皮)を使用したスムースな表面と厚みが魅力のショルダー革です。線維組織が粗剛という特徴があり、重厚でもっちりとした印象のあります。ブルハイドではありますがキメが細かく、染料仕上げによる自然な色ムラが上品で味わい深い自然な革の魅力があります。